研究課題/領域番号 |
16H05278
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
須藤 信行 九州大学, 医学研究院, 教授 (60304812)
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研究分担者 |
服部 正平 早稲田大学, 理工学術院, 教授(任期付) (70175537)
三上 克央 東海大学, 医学部, 准教授 (90548504)
吉原 一文 九州大学, 医学研究院, 講師 (20444854)
高倉 修 九州大学, 大学病院, 助教 (40532859)
波夛 伴和 九州大学, 大学病院, 助教 (10535983)
古賀 泰裕 東海大学, 医学部, 教授 (60170221)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 神経性やせ症 / 腸内細菌 / 次世代シークエンサー / 無菌マウス / 摂食障害 / 脳腸相関 |
研究成果の概要 |
神経性やせ症(anorexia nervosa: 以下AN)は健常者と異なる腸内細菌叢、いわゆる“ディスバイオシス”を保有しているが、その“ディスバイオシス”がANの病態においてどのような役割を果たしているかについてはわかっていない。そこでAN患者の腸内細菌叢を無菌マウスに移植した“AN型人工菌叢マウス”を作製し、その特徴を解析した。その結果、AN患者に見られる腸内細菌叢の異常は、体重増加不良や高い不安関連行動の発現に関連していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経性やせ症患者における体重増加不良や不安、抑うつなどの精神症状の発現には、腸内細菌の異常が関与している可能性が示された。有効な治療法が限られている摂食障害においてプロバイオティクスやプレバイオティクスの有効性を示唆するものであり、神経性やせ症の病因論に立脚した新しい診断・治療の確立につながり得る。
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