研究課題/領域番号 |
16H05290
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
河田 則文 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30271191)
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研究分担者 |
元山 宏行 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (00573601)
松原 三佐子 (佐藤) 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師 (00635120)
LE THUY 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (10572175)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 肝線維化 / 星細胞 / コラーゲン / サイトグロビン / α平滑筋アクチン / 肝星細胞 / 線維化 / 炎症 / 発がん / プロモーター / 肝臓学 |
研究成果の概要 |
Cygbノックアウト且つトランスジェンックマウスを用いて4種類の肝炎症・線維化モデルマウスを作製しCygbの肝臓保護作用を確認した。一方、DENによる発がんモデルについても検討し、Cygbの過剰発現が発がんを制御する事が明らかとなった。また、ヒトの肝癌組織におけるサイトグロビン発現は低下する事、それには遺伝子エピゲネチック変異が関わることを突き止めた。 一方、FGF2はヒト星細胞のCygb発現を増加させる因子である事(J Biol Chem 2017;292:18961)、一方、TGFβがSmad2-SP1/3経路を用いてCygb発現を負に制御することを明らかにした(論文執筆中)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝臓の線維化の分子機構の解析とその情報に基づく肝線維化治療薬の開発は今後重要な医学テーマである。線維化には星細胞が関与することは明らかとなったが、その活性化機構の解明は不十分である。我々はcytoglobinに着目し、この分子を主軸においた解明を目指している。本研究ではFGF2やTGFβがcytoglobin発現を制御することを世界で初めて見出しており、治療法開発という観点から学術的意義は大きい。
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