研究課題/領域番号 |
16H05310
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 利洋 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00595712)
|
研究分担者 |
笠原 敬 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (50405403)
北畠 正大 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60457588)
松川 昭博 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90264283)
友田 恒一 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90364059)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
|
キーワード | エピジェネティクス / 慢性呼吸器疾患 / 呼吸器感染症 / 慢性炎症 / インフルエンザウイルス / 肺炎球菌 / 免疫学 / エピジェネチティクス / エピゲネティクス / ウィルス / 細菌 / 内科 / エピジェネ手ィクス / 感染症 / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
慢性呼吸器疾患を基礎疾患として有する患者はウイルスや細菌による呼吸器感染症のリスクが非常に高く、その病態・分子機構の解明、そして相互の疾患に影響を与える因子の同定が必要である。本研究では、慢性呼吸器疾患モデルにおいて有意な上昇を認めた因子として、ヒストンH3K9(9番目のリジン)のメチル化酵素の一つであるSET domain, bifurcated 2 (SETDB2)に注目し、SETDB2が慢性呼吸器疾患ならびに呼吸器感染症において発現上昇すること、さらに病態におけるSETDB2の役割を明らかにしたことで、呼吸器疾患におけるSETDB2の重要性を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺気腫や肺線維症といった慢性呼吸器疾患は有効な治療法がなく、これらを基礎疾患として有する患者はウィルスや細菌による呼吸器感染症のリスクが非常に高く、呼吸器感染症に伴う基礎疾患の急性増悪は患者のQOL (Quality of life)を著しく低下させ、予後にも多大な影響を及ぼす。感染による基礎疾患の急性増悪の予防や治療成績の改善には、慢性呼吸器疾患と呼吸器感染症それぞれの病態・分子機構の解明、そして相互の疾患に影響を与える因子の同定が必要であり、本研究においてSETDB2が慢性呼吸器疾患と呼吸器感染症それぞれの病態に深く関わることを見出した学術的意義・社会的意義はは大きいと考える。
|