研究課題/領域番号 |
16H05313
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
新井 郷子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (60422276)
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研究協力者 |
伊藤 恭彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 急性腎臓病 / AIM / 線維化 |
研究成果の概要 |
急性腎障害時、尿細管内腔に蓄積した壊死細胞の除去を促進することでその治癒に寄与することが示されている血中タンパク質apoptosis inhibitor of macrophage(AIM)は、その特性から、慢性腎臓病(chronic kidney disease; CKD)においても予防や回復に効果があることが期待される。本研究ではCKDにおけるAIMの役割を明らかにし、AIMによるCKDの予防・治療効果を検討することを目的とし、CKDモデルの作製を中心に研究を進めることで、AIMがCKDの病態進行に置いても関与する可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における腎疾患患者は増加傾向にあり、中でもCKDは進行すると末期腎不全となり人工透析が必要となるなど、健康への重大な影響をもたらすだけでなく、日本の医療財政を大きく圧迫する原因にもなっている。しかしながら、現在、CKDは画期的な治療薬が無く、対症療法が主なものであるという問題がある。本研究では特にAKIから進展するCKDに着目し、AKI治癒において非常に重要な分子であるAIMが、CKD発症や病態進行においても、その予防・抑制に重要な役割を果たす可能性を見出した。本研究は、CKDの病態解明および予防・治療薬開発という観点で重要な知見をもたらしたと考えられる。
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