研究課題/領域番号 |
16H05381
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 秋田大学 (2018) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2016-2017) |
研究代表者 |
三島 和夫 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40239223)
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研究協力者 |
肥田 昌子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 睡眠障害 / 概日リズム / メチル化 / エピゲノム / 生理学 / 睡眠学 / 時間生物学 / 睡眠 / 生体リズム / 加齢 / 睡眠科学 |
研究成果の概要 |
健常若年成人と60歳以上の健常高齢者を対象として、48時間にわたり睡眠ポリグラフ検査、生体リズム測定ならびにメチル化タイピング用採血を行った。866,895マーカーを搭載するInfinium MethylationEPIC BeadChip キットを用いてマイクロアレイシステムによるゲノム全体のメチル化タイピングを行った。睡眠・生体リズム調節機能に関わるメチル化領域を同定するため、得られたメチル化量の時系列変化をコサイナー法により解析した。その結果、若年者3名以上、高齢者3名以上に共通してリズム性が認められた領域が16箇所見いだされ、概日リズム形成に重要なメチル化領域である可能性が高い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は、睡眠の質的量的低下や内的脱同調などの睡眠・生体リズム調節障害が高齢者の認知機能や気分調節に及ぼす影響を精密に評価し、その罹患脆弱性や個人差が生じる生理・分子的基盤を遺伝要因と環境要因の相互作用の視点から明らかにすることにある。また、睡眠・生体リズムを効果的に調整するための生活習慣の確立とその奏功メカニズム、高齢者の頑健な睡眠機能の生理的意義の解明に資する基盤データを得ることにある。本研究により概日リズム制御に関わる可能性のあるメチル化領域が明らかになった。今後、睡眠・概日リズム障害を呈する疾患患者を対象にして同候補領域におけるメチル化機能の変化を追跡する。
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