研究課題/領域番号 |
16H05384
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
瀧 靖之 東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 教授 (10375115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 認知症 / 一次予防 / 脳MRI / 生活習慣 / MRI / PET / 疫学 / 遺伝子 / アミロイド / タウ / 磁気共鳴画像 / データベース / アミロイドベータ / 核磁気共鳴画像(MRI) |
研究成果の概要 |
本研究は、脳MRI画像、生活習慣、遺伝情報、認知力等のデータを収集することで、どのような生活習慣要因と遺伝要因が、脳や認知力に影響を与えるかを明らかにすることで、認知症の発症予防、つまり一次予防を目指すものである。更に、アミロイドβ、タウタンパクなどの変性タンパクが脳にどのように集積し、それがどのような要因で影響を受けるかも解析した。その結果、これまでの種々の研究成果に加え、骨粗しょう症など、骨の状況と脳形態、脳機能に相関がある可能性が明らかになり、運動等の有用性がより示された。更に、緑内障等の疾患でも脳機能に影響を与える可能性も示された。これらの結果は、認知症予防において大変重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、認知症予防における運動等の生活習慣の重要性を明らかにしたことである。具体的には、これまでも有酸素運動の認知症予防における有用性は明らかになっていたものの、その機序に関しては不明な点が多かった。本研究にて、骨と脳の相関が明らかになり、骨粗しょう症は体幹だけでなく脳にも影響を与えうること、また動脈硬化予防の観点からも、運動習慣が重要であることが明らかになった。 本研究の社会的意義は、認知症の発症予防、つまり一次予防において、生活習慣の改善という誰でも努力でできることを明らかにしたことで、認知症にける経済的損失が非常に大きい中、個々人の行動変容の重要性を明らかにした点である。
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