研究課題/領域番号 |
16H05413
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
粕谷 英樹 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00402636)
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研究分担者 |
小寺 泰弘 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10345879)
駱 晨虹 名古屋大学, 医学系研究科, 招へい教員 (40759627)
珠玖 洋 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (80154194)
藤井 努 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (60566967)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | 腫瘍溶解性ウイルス / HF10 / 癌免疫 / 腫瘍溶解ウイルス / 免疫チェックポイント / PD-L1 / 癌 / ウイルス / 免疫チェックポイント阻害剤 / in situ Vaccination |
研究成果の概要 |
HF10は扁平上皮癌細胞株SCC7に対して強い抗腫瘍効果を示した。さらに、PD-L1抗体と併用において相乗的な抗腫瘍効果を認められた。次に腫瘍にどのような免疫細胞が浸潤したか検討した。その結果、HF10ならびにHF10/抗PD-L1抗体併用群で投与腫瘍においてT細胞、マクロファージ、NK細胞、樹状細胞の浸潤が高率に認められた。一方、非投与腫瘍においてはT細胞の浸潤が高率に認められた。このことから、HF10およびHF10/抗PD-L1抗体併用群で腫瘍への免疫細胞の浸潤が認められ、これら免疫細胞の浸潤が併用効果増強に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、腫瘍溶解性ウイルス治療により、多くの免疫細胞、特にT細胞が腫瘍に浸潤し、腫瘍を攻撃すること、さらに、腫瘍溶解性ウイルスと免疫チェックポイント阻害剤である抗PD-L1抗体の併用により腫瘍の増殖を著しく抑制する有効性が明らかになった。このことから、臨床において従来の治療にないHF10と抗PD-L1抗体併用の新たな治療法の可能性を提案することが出来た。
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