研究課題/領域番号 |
16H05424
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山崎 和裕 京都大学, 医学研究科, 講師 (50464227)
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研究分担者 |
升本 英利 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 上級研究員 (70645754)
南方 謙二 京都大学, 医学研究科, 講師 (60539675)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 心筋疾患外科学 / ヒトiPS細胞 / 間葉系幹細胞 / 循環器・高血圧 / 外科 / 移植・再生医療 |
研究成果の概要 |
冷凍融解法によるヒトiPS細胞由来間葉系幹細胞(MSC)のストック作製プロトコルを確立した。また、ラットの人工心肺モデルに対するMSC投与において全身炎症の抑制・肺組織障害の抑制および肺組織への炎症細胞浸潤抑制を証明した。さらに心臓血管外科手術に関連する全身性炎症反応を抑制するための戦略として、遺伝子組み換えトロンボモジュリンを用いたラット人工心肺モデルへの全身炎症の抑制と肺障害抑制を示した。これらの結果から、ヒトiPS細胞由来MSC投与を含む集学的治療方法による心臓血管外科領域の炎症反応抑制療法確立における基礎研究基盤が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓血管外科手術に関連する全身性炎症反応は致命的な合併症を引き起こしうる。間葉系幹細胞および化合物の併用による免疫寛容を利用した炎症反応制御は、これまでにない治療効果を期待しうることが本研究により示された。これらの成果は、今後増加が予想される心臓病患者に対する、より合併症の少ない外科治療を提供することに対する学術的基盤を提供しうるものであり、医療経済を含む社会的な意義が高いものと考えられる。
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