研究課題/領域番号 |
16H05433
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
光冨 徹哉 近畿大学, 医学部, 教授 (70209807)
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研究分担者 |
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
冨田 秀太 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10372111)
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研究協力者 |
須田 健一
小林 祥久
古賀 教将
藤野 智大
西野 将矢
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 肺癌 / 分子標的治療 / ドライバー癌遺伝子 / チロシンキナーゼ / MET / エクソン14スキッピング / 肺がん / MET遺伝子 / チロシンキナーゼ阻害剤 / 獲得耐性 / ENU / EGFR遺伝子 |
研究成果の概要 |
肺腺癌の3%に存在するMET遺伝子のエクソン14欠失変異を有するBa/F3細胞モデルを樹立して、4種の活性型キナーゼに結合するタイプI、3種の不活性型キナーゼに結合するタイプII,1種のアロステリック阻害するMETチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)の感受性を検索した。その結果capmatinibが最も有効であった。次いで、それぞれの薬剤の耐性株を取得した。タイプI耐性ではMET遺伝子のD1228とY1230、タイプII耐性はL1195と F1200に二次的変異が集中していた。一方のタイプの耐性変異は他方のタイプには感受性であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在わが国ではEGFR(50%), ALK(3%), ROS1(2%), BRAF(1%)の4種の遺伝子異常有する肺癌の分子標的治療が可能である。最近、新規のドライバーとしてMET遺伝子のエクソン14スキッピング変異が注目されているが、最適な薬剤の検討、耐性機序の解析については十分ではない。本研究ではこの変異の細胞モデルを作成し、8種のMET阻害剤の活性の比較、耐性機序の解析を行った。この結果は将来の肺癌治療の基礎データとして国民に還元し得るものである。
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