研究課題/領域番号 |
16H05444
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩崎 倫政 北海道大学, 医学研究院, 教授 (30322803)
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研究分担者 |
高畑 雅彦 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (40374368)
小野寺 智洋 北海道大学, 大学病院, 講師 (70547174)
前田 英次郎 北海道大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (20581614)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 関節病学 / 糖脂質 / 変形性関節症 |
研究成果の概要 |
変形性関節症(OA)発症に関わる軟骨細胞上スフィンゴ糖脂質(GSLs)の分子基盤の解明と治療への応用を目指した。本プロジェクトでは、各種のGSLs関連合成酵素遺伝子ノックアウトマウス(KOマウス)を用いてIL-1刺激に対する各GSLs分子のシグナル制御機能を解析し、GSLs生合成経路の上流から下流に存在する主要な各GSLs分子が、OA発症に関わることを明らかにした。また、上流に存在するGSLs分子をKOすると重度のOAが発症することが明らかとなった。更に、軟骨細胞に対するメカニカル刺激に対し、GSLs分子はCaチャンネルを介して細胞内への刺激伝達を制御する機能を有することを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本プロジェクトではスフィンゴ糖脂質の中でもガングリオシドを部分的に欠損させると軟骨の肥大化・骨化が抑制され、軟骨修復過程に影響を及ぼすことが示唆された。また、それらのガングリオシド分子群を補充することでOA進行を予防が可能であることも明らかとした。これらの研究成果より、OA 発症および進行に関する GSLs の分子基盤の一部を解明し、疾患の制御および治療が可能となり得ることを明らかとした。
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