研究課題/領域番号 |
16H05447
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
池谷 真 京都大学, iPS細胞研究所, 准教授 (20442923)
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研究分担者 |
ALEV CANTAS 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (30726477)
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研究協力者 |
太田 章
櫻井 英俊
森実 飛鳥
佐藤 貴彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
将来の再生医療や創薬研究に資する安全な間葉系幹細胞をiPS細胞から効率的に得る方法を確立するため、異なる3つの細胞系譜(神経堤細胞と神経細胞と中胚葉細胞)を経由して間葉系幹細胞を誘導するゼノフリーの方法の開発を行った。また、同一ロットの細胞を大量に得るため、中間段階の細胞の拡大培養・凍結保存法の開発を試みた。誘導された間葉系幹細胞の品質は、骨・軟骨・脂肪への分化能で比較・評価した。神経堤細胞と中胚葉細胞を経由した分化誘導法の確立に成功し、神経細胞を経由した分化誘導法の確立には一部成功した。拡大培養については神経細胞について成功し、神経堤細胞、中胚葉細胞、間葉系幹細胞については一部成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
間葉系幹細胞は既に細胞移植治療などの臨床応用に使用されている有用な細胞であるにも関わらず、その分子的な実態はあまりよく分かっていない。そもそも現在の間葉系幹細胞の定義は極めて定性的であり、多種多様な細胞が含まれるため、間葉系幹細胞の本質を捉えているとは言い難い。本申請により3種類の中間細胞のうち、少なくとも神経堤細胞と中胚葉細胞について、間葉系細胞への文化誘導に成功した。最終産物の比較についてはまだ十分ではないが、これらの細胞を分化能、および遺伝子発現などによって分類する、さらに成体由来の間葉系幹細胞とも比較することによって、間葉系幹細胞の本質を明らかにできると考えられる。
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