研究課題/領域番号 |
16H05476
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2017-2019) 聖マリアンナ医科大学 (2016) |
研究代表者 |
河村 和弘 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (10344756)
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研究分担者 |
佐藤 可野 国際医療福祉大学, 医学部, 助教 (00511073)
川島 一公 国際医療福祉大学, 医学部, 研究員 (40633946)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 卵胞 / 卵巣機能不全 / 早発閉経 / 生殖医学 / 不妊治療 / 卵胞活性化 |
研究成果の概要 |
我々は、卵胞活性化法を開発・臨床応用し、早発閉経患者の妊娠・出産に成功してきた。現行の卵胞活性化法の臨床成績を向上しつつ、卵胞活性化法の適応を拡大するための新たな治療法の開発を試みるため、本研究では、1)残存初期卵胞数を反映する新規血清マーカーの同定と測定系の開発、 2)移植卵巣の生存性の改善、3)卵巣移植カテーテルの開発、4)Hippoシグナル抑制のみによる新たな卵胞活性化法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IVAの臨床成績の向上とHippoシグナル抑制による新たなIVAの開発は、早発閉経や高齢の卵巣機能不全患者が自らの卵子での妊娠を可能とするパラダイムシフトとなる。さらに、本法は早発閉経まで至っていない若年の卵巣機能不全患者やFSH刺激に低反応の患者の不妊治療にも応用が可能と考えられる。また、これらの患者に妊娠の機会を与えることは、本邦の少子化対策、医療費削減など社会的にも非常に意義が高いと考えられる。また、詳細な卵巣機能の評価を可能とする血清マーカーの同定と測定系の開発は、本法の適応患者の選定のみならず、卵巣機能低下症例の閉経予測や不妊治療計画の策定にも有用となる。
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