研究課題/領域番号 |
16H05484
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石田 晋 北海道大学, 医学研究院, 教授 (10245558)
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研究分担者 |
周東 智 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (70241346)
神田 敦宏 北海道大学, 医学研究院, 特任講師 (80342707)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 受容体結合プロレニン系 / (プロ)レニン受容体 / レニン・アンジオテンシン系 / 血管新生 / 網脈絡膜疾患 / 受容体結合プロレニン / (プロ)レニン受容体 |
研究成果の概要 |
生活習慣病や加齢に伴って発症・進行する網脈絡膜疾患における炎症・血管新生病態の上流では、様々な分子が病態形成に関与しており、未だ根本的な治療法の開発・疾患発症機序の解明には至っていない。我々は、これまでに受容体結合プロレニン系(RAPS)が生活習慣病での網脈絡膜疾患において(プロ)レニン受容体が炎症・血管新生病態の上流で疾患の分子病態を制御していることを報告してきた。本研究課題では、RAPSの機能解明および生理的機能への影響を最小限にしながら慢性炎症病態を抑制する阻害剤の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(プロ)レニン受容体は、網膜疾患のみならず腎臓や心血管系など生活習慣病の標的臓器の炎症病態にも関与することが明らかとなり、生活習慣病における臓器保護のための共通の創薬ターゲット分子としても注目されている。本研究計画により、眼科創薬が起点となって幅広い分野の研究が活性化され、我が国の医療水準の向上に貢献することが期待される。さらに、RAPSの阻害薬は予防医療的な介入戦略でもあるため、合併症が進行してから受ける費用の嵩む外科的治療や抗VEGF療法の減少につながることが予想され、医療費の削減から医療経済的にも有益と考えられる。
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