研究課題/領域番号 |
16H05486
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
稲谷 大 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40335245)
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研究分担者 |
高村 佳弘 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (00283193)
松村 健大 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (40529369)
三宅 誠司 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (50572765)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 緑内障 / 外科 |
研究成果の概要 |
新たに登場した緑内障手術の眼圧下降の効果及び限界を臨床研究で評価するとともに、新規緑内障手術の手技を確立する動物実験をおこなった。臨床研究に関して、ミニチューブを用いた濾過手術では術後合併症を有意に減らせる効果が得られた。ロングチューブを用いた濾過手術では従来のトラベクレクトミーが効きにくい症例でも眼圧下降が得られた。ロングチューブの重篤な合併症である角膜内皮細胞減少のリスク因子と術後眼圧をより低くするための予後因子を明らかにすることができた。動物実験では、新規デバイスを用いた濾過手術を施行し、重篤な有害事象がなく有意な眼圧下降が得られることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の緑内障濾過手術であるトラベクレクトミーの問題点に対する改善策として、新たに登場した濾過手術であるミニチューブ及びロングチューブを用いた濾過手術の有効性と適応を明らかにすることができた。さらに、基礎研究と動物実験のデータから、眼圧が正常であるにもかかわらず、緑内障の進行する正常眼圧緑内障の視神経障害を抑制するために、新たに考案したデバイスを用いた濾過手術の術式の有効性を明らかにすることができた。
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