研究課題/領域番号 |
16H05501
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丸山 史人 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30423122)
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研究分担者 |
小椋 義俊 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40363585)
中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
村瀬 一典 京都大学, 医学研究科, 研究員 (40710869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 比較ゲノム / 進化 / 多様性 / 細菌ゲノム / 多様化 / 溶連菌 / エピゲノム / GWAS / ゲノム解析 / メチローム / トランスクリプトーム / 病原性 / A群レンサ球菌 / ゲノム / 細菌 / 微生物 |
研究成果の概要 |
A群レンサ球菌の「株特異的病原性発揮機構」の解明を目指し、i) 劇症型株に特異的に保存されている新規SNPsを多数同定し、ii) 劇症型特異的に優占するファージと外来性病原因子や、iii) ファージ由来メチラーゼによるメチル化パターンが病原因子により異なることを見出した。また、本種の多様化においては、原核生物の獲得免疫システム(CRISPR)と病原因子の運搬役であるバクテリオファージの関わりが主要な役割を果たし、CRISPRの欠失が一つの種内を大きく2つのグループに分ける要因になっていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上記の知見は、次の研究に継続、発展させる。難治性の慢性呼吸器感染症である肺NTM症 (Notuberculous mycobacteria, NTM)は、先進諸国を中心に患者数が急増しており、国内の罹患率が世界一高いことから公衆衛生上の対策が急務である。特に本菌の対策において、迅速な治療が求められない安定型に対して、予後の経過が思わしくない進行型の原因解明が求められている。しかし、NTMは生育が遅く遺伝子改変が困難であることから研究が進んでいない。本研究でも共通の成果が得られる可能性があり、本課題の成果が多くの研究の基盤となる。
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