研究課題/領域番号 |
16H05516
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
吉羽 邦彦 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30220718)
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研究分担者 |
吉羽 永子 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (10323974)
大倉 直人 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00547573)
枝並 直樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (80804567)
細矢 明宏 北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (70350824)
入江 一元 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (70223352)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 歯髄 / 創傷治癒 / 歯髄幹細胞 / 象牙芽細胞 / 修復象牙質 / 歯髄保存療法 / 修復象牙質形成 / glucose transporter / M2マクロファージ / シュワン細胞 / fibrocyte / 組織再生 / ケイ酸カルシウム系セメント / prostaglandin E2 / 歯学 / α-smooth muscle actin / myofibroblast |
研究成果の概要 |
歯髄創傷治癒ならびに修復象牙質形成機構の解明を目的として,直接覆髄(断髄)後の細胞動態と関連因子の発現について検討を行った。その結果、α-SMA陽性筋線維芽細胞は新生象牙芽細胞様細胞の前駆細胞と考えられ、その誘導因子としてTGF-β1とEDA-fibronectinが関与することが示唆された。さらに骨髄由来間葉系細胞fibrocyteが一過性に出現し血管新生に関与すること、また組織修復型M2マクロファージはシュワン細胞と共在することが明らかにされ、これらの細胞が協働して歯髄の創傷治癒と修復に重要な役割を果たすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会を迎え、健康長寿社会の実現のためにできるだけ歯を保存し、咬合機能を維持することが重要である。歯髄はう蝕や修復処置などの様々な外来侵襲に対して修復・再生する能力を有しているが、そのメカニズムに関しては不明の点が多い。本研究は歯髄の創傷治癒・修復過程において様々な細胞、関連因子が密接に関連して進行することを明らかにした。これらを制御することによって、歯髄創傷治癒を促進させる新たな歯髄保存療法の開発への足掛かりとなると期待される。
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