研究課題
基盤研究(B)
金属アレルギーは、遅延型アレルギーでT細胞依存性の疾患とされているが、その免疫反応機構はよくわかっていない。そこで、本研究は、申請者らが開発した技術を用いて、金属アレルギーの発症にかかわるT細胞の特徴を明らかにする研究を行った。T細胞受容体解析法において、偏りのない遺伝子増幅が非常に重要な役割を担っていることが明らかになった。T細胞受容体解析を行う際には、非バイアス遺伝子増幅法である、シングルチェーンアダプターライゲーションPCR法を用いて行うことが必要であると考えられた。
本研究は、金属アレルギーを対象として、T細胞の特徴をT細胞受容体の観点から研究した。研究の過程で、T細胞受容体解析を行ったところ、現在、企業化もされているアダプターライゲーション法による解析では、不正確である可能性が明らかとなった。本研究の学術的意義は、T細胞受容体解析を行う際には、我々の開発した非バイアス遺伝子増幅法である、シングルチェーンアダプターライゲーションPCR法など、正確な解析法で行う必要があることを示した点である。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (3件)
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