研究課題/領域番号 |
16H05533
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯科医用工学・再生歯学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
松本 卓也 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40324793)
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研究分担者 |
山本 雅哉 東北大学, 工学研究科, 教授 (10332735)
平野 義明 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (80247874)
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研究協力者 |
岡田 正弘
ハラ エミリオ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 細胞操作 / 組織操作 / バイオマテリアル / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
本研究では、三次元細胞塊の成長制御に対し適切な機械的刺激、化学的刺激を複合的に負荷できる培養系の開発を目的とした。唾液腺組織につては、単離した唾液腺細胞を凝集塊としてマトリゲル中に存在させ実験室にて三次元自己組織化できる系を構築した。この構築した培養系を利用した結果、MCSFやRGDペプチドが自己組織化を促進することを見出した。一方、硬組織として骨組織生成過程の理解の結果、肥大軟骨細胞の破裂の結果生じた細胞膜断片が骨形成の核形成起点になることを明らかにした。これら結果をもとに、新たな石灰化形成過程をin vitroにて再現するための培養系を構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では軟組織、硬組織それぞれの組織において、新たな培養系を提案、構築し、これまでにない新たな組織発生制御を可能とするin vitroの実験系、ならびに組織成長制御環境を生み出すに至った。これら新しい培養系は現在注目を集めているオルガノイドの成長制御など、将来的なin vitroでの組織作製に有効な技術として社会的意義が大きい技術と言える。
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