研究課題/領域番号 |
16H05541
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
古郷 幹彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (20205371)
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研究分担者 |
田中 晋 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (00367541)
山西 整 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (20397780)
青海 哲也 北海道大学, 大学病院, 医員 (40713194)
宮川 和晃 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (50635381)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 嚥下 / 咀嚼 / 神経回路 / 脳幹 / 口腔機能 / 運動様式 / ニューロン / 三叉神経 / 舌下神経 / パタンジェネレーション / 鼻咽腔 / 味覚 / 歯学 / 神経科学 / 顎顔面 |
研究成果の概要 |
嚥下のパターン形成器と考えられている延髄孤束核だけではなく、舌下神経核もswitching neuron的な役割を果たすことによって、嚥下活動の発現に関与し、それが5-HTによって制御されている可能性が考えられた。NPY/AgRP神経はSim1陽性メラノコルチン4受容体陽性神経を制御し孤束核近傍に投射する。咀嚼を制御できるMesV神経細胞へのNPYの投与は、活動電位に続くafterhyperpolarizationの持続時間を短縮し、反復放電中の平均スパイク周波数とバースト周波数も増加した。これらの効果は、主にY1およびY5受容体によって媒介され、咀嚼を亢進することが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
味や匂いなどが脳の神経回路に働いて人は食べようとする。この摂食活動が活発化するメカニズムを検討したものである。本研究は生きた生体を用いず、大脳脳幹脊髄を培養し、神経回路を保ったまま、検討を行ったところに刷新性がある。動物が呼吸して動くようなことはなく、麻酔の進度に影響されることなく、神経生理研究を行った。嚥下や咀嚼でこの種の研究は少ない。生体筋肉からの雑音は排除されている。嚥下運動や咀嚼運動が促進される様子が見られた。
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