研究課題/領域番号 |
16H05543
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
浜川 裕之 愛媛大学, 医学部, 研究員 (20127905)
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研究分担者 |
合田 啓之 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (00464371)
中城 公一 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (90314880)
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研究協力者 |
岡本 正人
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
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キーワード | 口腔癌 / 癌免疫 / 癌微少環境 / 網羅的解析 / 癌微小環境 / 発現解析 / 癌 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌患者の術前血清のサイトカインアレイにより予後因子との相関を認めた IL-6/8 および TNF-αのうち、IL-6 についての検討を行った。IL-6 については、clinical stage1-2 グループの予後と相関が認められ、さらに、センチネルリンパ節生検を併用することにより、高い予知性が得られるマーカーであることが示唆された。また、局在においては、癌間質の主成分である癌関連線維芽細胞における局在が強いことより、患者検体より正常部線維芽細胞および癌関連線維芽細胞を分離培養し、ELISA にて IL-6 の分泌量を測定し、癌関連線維芽細胞からの有意な分泌促進が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌治療における免疫療法は前立腺癌、悪性黒色腫等の疾患において他に有効な治療法のない癌患者の生存期間を有意に延長させることが報告されているが、そのメカニズムは未だ不明な点が多い。近年の癌細胞のエクソンシークエンスにより癌の個別変異に対する免疫応答が注目されている。当科がこれまでに行ってきた genomics解析と免疫応答の関連を検索することは、全身性および局所的な免疫抑制状態や癌進展促進環境構築における分子・細胞機構の解明に大変有益な情報であり、本研究によりバイオマーカーとなりうる分子が同定されれば、より効果的ながんの診断法、治療法の開発につながることが期待できる。
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