研究課題/領域番号 |
16H05553
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
根本 英二 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (40292221)
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研究分担者 |
山越 康雄 鶴見大学, 歯学部, 教授 (20182470)
笹野 泰之 東北大学, 歯学研究科, 教授 (30196191)
山田 聡 東北大学, 歯学研究科, 教授 (40359849)
金谷 聡介 東北大学, 歯学研究科, 助教 (80375097)
中村 卓史 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (90585324)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | WNTシグナル / 象牙質シアロプロテイン / 象牙質シアロタンパク / 歯周組織再生 / Wntシグナル / 象牙質シアロリンタンパク / 歯小嚢細胞 / 歯根膜細胞 / 歯学 / 再生医学 / 歯周組織 |
研究成果の概要 |
本研究は歯根と歯ぐきを強固に付着させる重要な役割をもつセメント質に対して、その形成に有効に作用する物質を見出すことを目的としている。本研究では歯根を構成する象牙質に含まれている象牙質シアロタンパクにセメント質形成を誘導する作用があることを検証した。遺伝子組み換え技術を用いて遺伝子組み換え型象牙質シアロタンパクを合成したところ、同タンパクにはセメント芽細胞の分化を調節する作用があることを確認した。これらの成果は歯周組織再生理論の進展につながるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯根膜に幹細胞が存在することが明らかとされて以来、同細胞の増殖・分化の制御に基づいた歯周組織再生療法は現在すでに臨床に広く用いられている。しかしながら、制限された適応症例や十分とはいえない予知性などの問題点も残されている。本研究は、象牙質基質蛋白にセメント芽細胞分化成熟因子という新たな活性を見出したものであり、新たな歯周組織再生理論の進展につながるものである。さらに今後のドラッグデリバリー材料工学と癒合させることで歯周組織再生療法の飛躍的な進展が期待できる。
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