研究課題/領域番号 |
16H05561
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
村山 陵子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (10279854)
|
研究分担者 |
松井 優子 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (00613712)
真田 弘美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50143920)
土井 麻里 (阿部麻里) 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (50802386)
高橋 聡明 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (50824653)
小見山 智恵子 東京大学, 医学部附属病院, 看護部長 (60581634)
大江 真琴 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (60389939)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | 看護技術 / 輸液療法 / 輸液看護 / 末梢静脈カテーテル留置 / 看護学 / 臨床看護学 / 看護理工学 |
研究成果の概要 |
点滴トラブルの予防、早期発見のためのエビデンスに基づくアセスメント技術を投入した、輸液管理プログラム開発に取り組んだ。留置カテーテルの機械的刺激を最小限にするため、皮下組織が観察できるエコーを用いたケアバンドルが、トラブル発症を予防した。次にその技術を標準化したアルゴリズムを作成したところ、使用した看護師のカテーテル留置後のトラブル発症率の低減が確認された。またカテーテル留置部周囲の皮膚表面温度を感温フィルムで観察したところ、特徴ある温度分布パターンを呈した場合、留置部の皮下浮腫と有意な関連が示された。感温フィルムによる皮下組織のアセスメントが異常の早期発見に役立つ可能性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、末梢静脈に留置したカテーテルが腫脹や発赤、疼痛などの症状や徴候を伴い、治療が完遂する前に抜去を余儀なくされる「点滴トラブル」を予防、あるいは早期発見するために、点滴トラブルの原因・要因解明の研究を続け、カテーテル留置アルゴリズムを作成し、有効性を評価した。本研究内での開発したプログラムの評価により改善点を見出したことで、今後普及につながる修正プログラムを考案することができた。今後は臨床現場に速やかに成果を還元する、つまりアルゴリズムを含めた教育プログラムを普及することで、患者の我慢を不要とし、医療者のワークロードを低減、さらには医療経済的にもコスト削減に寄与できると考える。
|