研究課題/領域番号 |
16H05571
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
川野 常夫 摂南大学, 理工学部, 教授 (90152983)
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研究分担者 |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (70285360)
前川 泰子 香川大学, 医学部, 教授 (60353033)
片桐 真子 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 和泉センター, 主任研究員 (50359379)
石亀 篤司 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60212867)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 看護熟練者 / 生体リズム / 脳活動 / 筋負担 / 同調現象 / 介助学習支援 / 拡張現実感 / 看護暗黙知 / 看護・介護 / 動作解析 / 生体リズムの同調 / ARの介護応用 |
研究成果の概要 |
看護師(介助者)と被介助者の相互作用によって発揮される熟練看護の「技(わざ)」や「コツ」などの「暗黙知」を実験的に定量化することを目的とし,介助作業時の介助者と被介助者それぞれの体動・筋電・脳活動を測定した。その結果,熟練看護師の生体リズムは被介助者のそれと同調し,それによって両者の負担が小さくなることなどが明らかとなった。次いで,この現象を学習するためのシステム構築の基礎を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の要支援を含めた要介護認定者は2023年には約700万人に達すると予想されており,不適切な介護によっては,被介護者の廃用症候群や介護者の腰痛を誘発する。本研究では,生体リズムの同調を定量化する方法を確立し,介護者と被介護者の同調がそれぞれによい効果を生むことを明らかにした。本研究の成果は,要介護高齢者のQOLの向上,および看護または介護する側の負担の軽減,初学者の早期熟達などに貢献するものである。
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