研究課題/領域番号 |
16H05579
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
長松 康子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (80286707)
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研究分担者 |
本城 由美 (佐居由美) 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10297070)
松田 毅 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (70222304)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | アスベスト / 石綿 / 中皮腫 / QOL / グリーフ / 緩和ケア / 家族 / 悪性腫瘍 / 看護 / 死 / 遺族 / ケアガイド / 教育 / ガイドライン / ケア / 複雑性悲嘆」 / 良い死 / ケアガイドライン / がん / 複雑性悲嘆 / がん看護学 / 胸膜中皮腫 |
研究成果の概要 |
遺族への調査結果は、胸膜中皮腫患者は終末期の生活の質(QOL)ががん患者に比べて著しく低く、終末期ケアの質も悪いことが示された。QOLの関連要因は、増悪時のケア不満、女性遺族、予測より早い患者の死であった。また、遺族の複雑性悲嘆(PCG)の割合ががん患者に比べて多く、複雑性悲嘆の関連要因は、発症による経済負担、石綿健康被害救済未補償、外科療法、増悪時のケア不満足であった。これらの結果から、とくに抗がん治療終了後ケアが十分であると胸膜中皮腫患者と家族のQOLが妨げられると考えられたことから、看護師の主導で多職種と連携して、心身のケアを提供する「中皮腫包括ABCケアガイド」を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アスベストで起こる悪性疾患である胸膜中皮腫患者は、ターミナル期の症状コントロールが十分に出来ておらず、遺族は患者の死後も長く悲しみにくれる。これは、中皮腫患者と家族が十分なケアを受けられていないことが関連していたので、看護師が中心となって、様々な専門職や患者・家族支援団体と協力して、途切れなくケアを提供するための「看護師向けABCケアガイド」を開発した。
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