研究課題/領域番号 |
16H05596
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
|
研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
河原 加代子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30249172)
|
研究分担者 |
結城 美智子 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (20276661)
早野 貴美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (40759031)
習田 明裕 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (60315760)
|
研究協力者 |
黒澤 泰子
平原 優美
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 自律神経活動 / 看護ケア / 患者-看護師関係 / 相互作用 / 看護ケア技術 / 自律神経変動解析 / 横隔膜呼吸法 / 歩行動作 / 足浴法 / マッサージ法 / 看護介入 / 可視化 / 評価 / プログラム評価 / 看護学 / 臨床 / 患者-看護師相互作用 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトのねらいは、看護ケアを介し、ケア提供者-ケア受け手の相互作用を人間の自律神経活動の変化として客観的に明らかにしようとするものである。1)地域住民を対象とした自律神経活動と認知機能に働きかける看護ケア方法の開発、2)患者―看護師相互作用プロセスにおける看護ケアの客観的評価、3)健康な中高年の人々を対象とした認知に働きかける足浴法のケアプログラム開発、4)自律神経コントロールに協調する横隔膜呼吸運動プログラム開発、5)歩行動作を伴う横隔膜呼吸法プロトコール開発:自律神経活動の客観的評価。本プロジェクトで開発した看護介入方法は副交感神経活動を高めるケアであることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として、患者-看護師の信頼関係を構築するシステムにおける患者と看護師の相互作用のプロセスを可視化した点である。「ケア」とその効果を人間の呼吸・血圧・心拍・自律神経系などの生理的変化として客観的に評価し,「個人」の主観的評価とともに人間本来の生命力が活発化されるという相互作用の過程を客観的に評価した。 社会的意義として、看護実践における患者-看護師の信頼関係構築を基盤に個別ケアとしてプログラミング、その効果を客観的に評価することができる。地域在宅の虚弱・要介護高齢者の呼吸機能の維持・改善、自立した歩行(姿勢維持)の維持・改善により「地域包括ケア」の推進に寄与する。
|