研究課題/領域番号 |
16H05597
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
白井 みどり 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30275151)
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研究分担者 |
秋山 庸子 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50452470)
佐々木 八千代 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (10382243)
廣瀬 秀行 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 教授 (10360679)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | シーティング / 体圧分布 / 姿勢 / 行動 |
研究成果の概要 |
体圧分布測定システムにより座面圧力を測定し、圧力中心座標が座位姿勢や行動により変化することを確認した。そこで座る位置が異なる静止画像を介護保険施設の職員に提示し、転落の危険性の有無を調査した結果、静止画像の圧力中心座標と転落の危険性ありの回答率の間に高い相関係数(R2=0.92)を示す近似曲線を描画できた。これらの結果から、圧力センサーシートで得た座面圧力の信号を解析し、座位姿勢を「安全」、「要確認」、「危険」の文字と色で自動的に通知する「体圧分布変化による座位時転倒危険性予測システム」を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
座位時の転倒・転落の危険性を予測する本システムの活用は、高齢者の座位時における事故防止や身体拘束廃止の一助となり、積極的なケアを進める根拠になる。特に対象者の意思や状態の理解が困難な入院・入所時や状態変化時には有用と考える。また、本システムで多数の高齢者の座面圧力や座位時間等の情報を集積し、各々の高齢者の特徴との関連性が分析できれば、高齢者ケアの発展に向けた基礎データとなる。さらに、本研究は工学研究分野との学際的研究であり、今後は情報ネットワークシステムを利用し、施設内でナースコールや携帯端末への送受信や情報共有、在宅高齢者等への遠隔ケアシステムや介護者への教育システムなど発展性が期待できる。
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