研究課題/領域番号 |
16H05607
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
佐々木 明子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (20167430)
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研究分担者 |
森田 久美子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (40334445)
小野 ミツ 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (60315182)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2016年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 高齢者 / 介護予防 / 連想法 / 効果 / 検証 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
介護予防の方法として開発した連想法を、地域在住の一般高齢者及び通所サービス利用の高齢者に週1回1年間実施した。 一般高齢者への連想法は、認知機能の現状維持に関連し、特に開始から3ヶ月後に維持向上がみられた。生活の満足感、不安やふさぎ込みにおいて改善、現状維持が可能と示唆された。通所サービス利用の高齢者への連想法は、認知機能の改善と現状維持に関連し、特に開始から3ヶ月後に効果がみられ、1年間の継続により維持向上の強化がみられた。主観的健康感は6ヶ月後に効果がみられ維持していた。 連想法は、参加者同士やケアスタッフとの社会的交流の活性化や、参加者の精神状態の向上や安定につながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会が進む中、高齢者の生活を尊重し、高齢者本人のみならず、関係する人々との社会交流も含めた介護予防の重要性がより一層高まっている。高齢者へ「連想法」を実施し認知機能や心理社会的側面での効果の総合的な検証や実用化を図ることは有用である。 本研究の知見をもとに「連想法」を普及することにより、高齢者の認知機能の維持・悪化緩和、生活の活性化とQOLの向上に貢献できる。さらに、介護予防において随時使用可能かつ簡便な方法による「連想法」を普及することができ、高齢者ケアの技術開発とケアの質向上に役立てることができる。また、我が国のみならず、国際的にも応用可能な高齢者の新たなケア方法の発展につながる。
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