研究課題/領域番号 |
16H05614
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 京都精華大学 |
研究代表者 |
小泉 真理子 京都精華大学, マンガ学部, 准教授 (60468527)
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研究分担者 |
上條 由紀子 金沢工業大学, イノベーションマネジメント研究科, 准教授 (70361681)
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研究協力者 |
バゼル山本 登紀子
萩野 正昭
寺田 遊
櫻井 英里子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 文化政策 / デジタルアーカイブ / 歌舞伎台本 / 日本史 / 連合国軍最高司令官総司令部(GHQ) / 連合国最高司令官総司令部(GHQ) / 占領期 / 米国 / 連合国最高司令官総司令部 / 歌舞伎 / 連合国軍最高司令官総司令部 |
研究成果の概要 |
本研究は、戦後直後に米国に流出した文化資料を、デジタル化して日本に持ち帰り日本において閲覧可能とすることが目的であった。そこで本研究では、ハワイ大学マノア校図書館の協力の下、同図書館所蔵の貴重資料である、第二次世界大戦後の占領期に日本から米国に持ち出された一次資料(GHQが検閲した歌舞伎台本の英語版原本(全3,350ページ)、当時の様子を撮影した写真アルバム、日系米兵へのインタビュー等)をデジタル化し、日本に持ち帰り保管するとともに、インターネットで公開し、日本だけでなく世界から閲覧を可能とした。 そして当該資料の分析により、当時の検閲方針に沿った形で実際の検閲も実施されたこと等を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後日本は米国の占領政策により大きな変貌を遂げた。政治、経済、教育の変化は、人々に強く認識され、記録の入手も比較的容易である。しかしながら、文化については、占領下において、日本人がどのような環境でどのような表現・文化活動を行い、現在の基礎を築いたのか、人々の認識は低く、研究も少ない。この理由の一つとして、日本には関係資料が少ないことが挙げられる。そこで、本研究では海外の一次資料を発掘して、日本において閲覧できる環境を提供した。本研究が、さらなる戦後史研究や文化研究を誘発すること、そして外交や経済においても文化の重要性が高まっている現在、戦後日本の文化の基礎形成の把握に寄与することが期待される。
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