研究課題/領域番号 |
16H05618
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村瀬 潤 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (30285241)
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研究分担者 |
杉本 敦子 北海道大学, 北極域研究センター, 教授 (50235892)
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研究協力者 |
MAXIMOV Torofim C.
新宮原 諒
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | 北東シベリア / メタン / 地球温暖化 / 湿地 / 微生物群集 / ガス代謝 |
研究成果の概要 |
北東シベリア永久凍土湿地帯の温室効果ガスメタンの代謝とそれに関与する微生物群集の実態と環境変動に対する応答を調査した。メタン放出の鍵となるメタン酸化ポテンシャルは他の環北極域の湿地土壌よりも高いことが明らかとなる一方で、メタン放出に対しての抑止力としての機能は弱いことが示された。また、土壌微生物群集の構成についても他の環北極域の土壌との違いが明らかとなり、本地域の独自性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、地球環境変動の影響が最も懸念される環北極域のなかでも調査が進んでいない北東シベリアを対象に、ガス代謝と微生物叢の解析を同時に行い、永久凍土湿地土壌の物質循環とそれに関わる微生物群集を明らかにした。メタン酸化に対する温度条件の影響やメタン酸化に関わる微生物叢の知見は、温暖化に対する永久凍土帯のガス代謝の応答と将来予測に資する生物的パラメータを提供するものと期待される。
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