研究課題/領域番号 |
16H05637
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 猛智 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (70313195)
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研究分担者 |
池田 博 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (30299177)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | シーボルト / 自然史 / 分類学 / 植物学 / 動物学 / 鉱物学 |
研究成果の概要 |
シーボルトの自然史研究は、日本植物誌、日本動物誌の2冊の出版物によって知られているが、これらの出版物中で記載された生物は、シーボルトが収集した標本の一部であり、多くの標本は未研究のまま残されていた。また、鉱物については日本鉱物誌の出版が計画されていたが全てが未刊に終わっている。本研究では、オランダ、ドイツを中心とする研究機関に残された自然史標本、文書資料を幅広く調査し、未知のシーボルトコレクションの存在を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シーボルトは西洋医学を日本に伝えたことや、地図の持ち出しにより国外追放処分を受けたシーボルト事件で有名であるが、自然史研究における貢献は十分に理解されていなかった。本研究では、未知の研究資料であった多くのシーボルト標本、文書資料の存在を明らかにし、専門的な分類学的知識を活かして、それらの全体像の解明を試みた。江戸時代の日本では博物館が存在していなかったために当時の自然物は国内ではほとんど失われて存在しておらず、江戸時代の日本の自然を研究するには、ヨーロッパ各地に保管されている標本を調べる必要がある。本研究ではシーボルト標本に注目して江戸時代の自然を理解するための基盤を確立することを試みた。
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