研究課題/領域番号 |
16H05700
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
多賀 秀敏 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30143746)
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研究分担者 |
柑本 英雄 日本大学, 法学部, 教授 (00308230)
大津 浩 明治大学, 法学部, 専任教授 (10194200)
中山 賢司 創価大学, 法学部, 准教授 (10632002)
若月 章 新潟県立大学, その他, 非常勤講師 (20290059)
吉川 健治 東洋英和女学院大学, 国際社会学部, 教授 (30512727)
福田 忠弘 鹿児島県立短期大学, その他部局等【文学科(日本語日本文学専攻、英語英文学専攻),生活科学科(食物栄養専攻、生活科学専攻),商経学科(経済専攻、経営情報専攻),第二部商経学科】, 教授 (50386562)
小松 寛 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 特任研究員 (50546314)
五十嵐 誠一 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 准教授 (60350451)
佐渡友 哲 日本大学, 法学部, 教授 (80178798)
臼井 陽一郎 新潟国際情報大学, 国際学部, 教授 (90267451)
森川 裕二 長崎大学, 多文化社会学部, 教授 (90440221)
佐藤 幸男 帝京大学, 文学部, 教授 (00162496)
高橋 和 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (50238094)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 東アジア / 重層的サブリージョン / 地域アーキテクチャ / 新しい地域主義 / 非伝統的安全保障 / 国境 / マルチ・スケール / 非国家行為体 / 越境的公共空間 / 新国際社会単位アプローチ / 国家戦略 / 国際関係 / 拡大メコン圏 / 東北アジア / GMS / 東シナ海 / 豆満江 / 北東アジア |
研究成果の概要 |
本研究は、東アジアで重層的に展開するサブリージョンの地域国際秩序への影響を、多様な主体の相互関係から国際秩序を捉え直す「新国際社会単位アプローチ」を用いて検討した。ボトムアップ局面での中央・地方関係の変容と地方独自の志向性の獲得、国家戦略・国家間関係への変更機能と主導する行為体の交代現象、国境の相対化と非制度的な領域性の再構築といった視点やマルチ・スケール分析という課題を抽出した。The New International Relations of Sub-regionalism (Routledge)、『東アジアの重層的サブリージョンと新たな地域アーキテクチャ』(勁草書房)の2冊を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第1に、サブリージョンの経済面ばかりを分析してきた先行研究に対して、本研究はサブリージョンの中でもスケールが小さいミクロリージョン(小地域)が持つ政治的機能、さらには多様なサブリージョンの集積・拡散作用を解明するための糸口を得た点で、新たな領野を開拓した。 第2に、「新国際社会単位アプローチ」から東アジアの地域秩序形成の可能性を探ることで、主流理論(リアリズム、リベラリズム、コンストラクティビズムなど)が看過してきたサブリージョンの非伝統的安全保障機能を析出し、東アジアの地域秩序研究に新たな知見を与えるとともに、欧米中心的な国際関係理論の相対化を迫るものとなった。
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