研究課題/領域番号 |
16H05711
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
木村 純子 法政大学, 経営学部, 教授 (00342204)
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研究分担者 |
平田 昌弘 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (30396337)
上田 隆穂 学習院大学, 経済学部, 教授 (40176590)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | チーズ / 農業経営 / 酪農 / 地域活性化 / 農村振興 / 原産地呼称保護制度 / 乳製品 / 原産地呼称 / 乳文化 / 地域ブランド / 観光産業 / 消費者行動論 / 地理的表示 / テロワール / 地理的表示保護制度 / 移牧 / 経済連携協定 / 経営学 / マーケティング / 人類学 / ヨーロッパ / 循環型農業経営 / 6次産業化 / 農作物マーケティング |
研究成果の概要 |
酪農乳業文化が成熟したイタリアと発展途上の日本の事例から1)グローバル化競争における優位性はローカルな共同体の協働によって創出されること、および2)競争激化社会に適応する酪農乳業活動の社会的意義創出の階層的構造作りが必要であることを明らかにした。階層的構造とはマクロ階層はEUが指針を明示化することによって各主体が価値観を共有している。中間階層はイタリア地理的表示保護協会(AICIG)といった組織が登録生産者団体を取りまとめているので各生産者団体は地域の観光産業発展に貢献できるような地域ブランドを形成する。ミクロ階層はGIの各生産者が集団的アイデンティティを形成し不要な競争を回避している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は持続可能あるいは循環型社会という新たな価値観に注目し、農業経営はどのように変わっていかなければならないかについてヨーロッパと日本を比較することで明らかにした。具体的にはイタリアと日本という文化的に異なる国での乳文化産業、ことさら酪農とチーズの生産活動を取り上げインタビューやフィールドワークといった複数の手法を組み合わせた調査で収集したデータを分析・解釈し21世紀型農業経営モデルの構築を試みた。
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