研究課題/領域番号 |
16H05758
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
江面 嗣人 岡山理科大学, 工学部, 教授 (00461210)
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研究分担者 |
大森 洋子 久留米工業大学, 工学部, 教授 (30290828)
八百板 季穂 岡山理科大学, 工学部, 准教授 (30609128)
西山 徳明 北海道大学, 観光学高等研究センター, 教授 (60243979)
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研究協力者 |
福本 雅美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | ベランダコロニアル / 住居形式 / バンガロー / レブカ / フィジー / 変遷 / 起源 / オセアニア地域 / フィジー共和国レブカ / 戸建住宅 / ブレ / ベランダ / 痕跡調査 / 変遷図 / 生活変化 / 伝統的住居ブレ / 戸建住居 / ベランダ室内化 / ベランダコロニアル住宅 / 歴史的港湾都市レブカ / 復原的手法による実測調査 / 起源と変遷 / 保存修理計画 |
研究成果の概要 |
本研究は、フィジー諸島共和国レブカにおいて、主にバンガロー形式の住居の間取、意匠、構造などの特徴と変遷を、実測調査に基づく復原的手法によって明らかにした。歴史的港湾都市レブカには18世紀以降の旧植民地時代からのベランダコロニアル形式の住宅が残存し、その82棟の実測調査から、周囲のベランダが室内化する過程について明らかにした。ベランダの室内化は、19世紀後期に住宅の後方へ台所や浴室を取り込むことから始まり、20世紀に入って前方等がリビングなどの表向きの室やベッドルーム等に細分化して使われるようになり、進められた。オセアニア地域に同形式の発展が確認されているが、同様の起源をもつと推測される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、フィジー諸島共和国レブカにおいて、主にバンガロー形式の住居の間取、意匠、構造などの特徴と変遷を、実測調査に基づく復原的手法によって明らかにした。レブカには18世紀以降の旧植民地時代からのベランダコロニアル形式の住宅が残存し、その82棟の実測調査から、周囲のベランダが室内化する過程について実証的に明らかにした。オセアニア地域にはこのベランダコロニアルの住居形式の発展が確認されているが、その起源については明らかでなく、本研究によって同様の発展があったと推測することができる。長崎などの日本への伝搬についてもベランダの回る初期の形式が伝えられたことが判明する。
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