研究課題/領域番号 |
16H05779
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
本間 香貴 東北大学, 農学研究科, 教授 (60397560)
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研究分担者 |
吉田 貢士 茨城大学, 農学部, 准教授 (20420226)
牧 雅康 東北工業大学, 工学部, 准教授 (50375391)
百村 帝彦 九州大学, 熱帯農学研究センター, 准教授 (80360783)
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研究協力者 |
白岩 立彦
松本 成夫
藤竿 和彦
KHANTHAVONG Phanthasin
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 換金作物 / 栽培持続性 / トウモロコシ / リモートセンシング / 森林保護 / キャッサバ / カウピー / 森林破壊 / 水利モデル / 生産持続性 / 葉面積 / 土壌水分 / 森林管理 / ドローン / 衛星画像 / 農業生産 |
研究成果の概要 |
研究対象地であるラオス・サイニャブリ県においては約30年間トウモロコシが無施肥で栽培されていた.それによりトウモロコシ収量は逓減を続け,近年では収益がふとなる地点もある実態が明らかとなった.そのためキャッサバへの転換が進んでいたが,それも収量や価格の低下のため,マメ科作物であるカウピーの栽培が急速に普及しつつあった.栽培持続性のためには抜本的な対策が必要であり,そのためには現地の定量的な評価が必要であり,現地調査とドローンリモートセンシングさらに衛星を加えて評価することが効率的であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱帯地域ではその土地に見合った作物生産が持続的に営まれてきたが,換金作物の導入や,機械化などにより,栽培持続性が急速に危ぶまれている.研究対象地でも無肥料で収量が低下しつつあったものの,トウモロコシ栽培が30年間も持続的に栽培されていたことが示された.しかしながら近年の様々な要因により,収益面での持続性が維持できなくなり,わずか3年の短い調査期間内でも,キャッサバさらにカウピーへと栽培作物が急激に変化した実態が明らかとなった.東南アジアでは類似の地域が多く存在すると考えられ,総合的な取り組みを始めることが喫緊の課題であると思われた.
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