研究課題/領域番号 |
16H05785
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
久城 真代 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (40353932)
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研究分担者 |
矢部 希見子 福井工業大学, 環境情報学部, 教授 (70158054)
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研究協力者 |
ロラッズ アレクサンダー 国際トウモロコシ, 小麦改良センター
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | かび毒産生菌 / アフラトキシン / DV-AM法 / 菌類 / カビ毒 / ジクロルボス-アンモニア法 / 応用微生物 / 食品安全性 |
研究成果の概要 |
国内外の協力を得て、メジャーなアフラトキシン産生菌であるAspergillus flavusの直接単離を実証したほか、毒素産生特性の異なる菌株の取得に成功し、DV-AM法が、特性の異なる同種の菌株の取得にも実用的に有効であることが示された。並行して、より高感度な改良DV-AM法を開発し、それを用いて国内の圃場土壌より多くのアフラトキシン産生菌を分離でき、寒冷地や圃場以外の土壌にも、産生菌が分布しているという新たな知見が得られた。安価で高感度な可視技術として、諸外国に紹介、招待講演を行ったのみならず、Mycoscience 2017公表論文により、日本菌学会にて第16回平塚賞を受賞した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DV-AM法は、アフラトキシン研究の第一人者である共同研究者の長年の研究成果に端を発する、アフラトキシン産生菌におけるアフラトキシン生合成機構の制御を基盤とした、高感度な毒素産生菌判別法であり、学術的に価値が高い。本研究により、感度がさらに高い改良DV-AM法が開発され、その適用範囲が広くなったことが実証された。改良DV-AM法は、高価な機器や煩雑な技術を必要としない、シンプルかつ安価な可視判別技術として、アフラトキシンによる農産物の被害が問題となっている諸外国で普及しつつあることから、社会的意義も大きい。農作物・食品以外の方面からも関心が寄せられ、DV-AM法のデモを行い教授した。
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