研究課題/領域番号 |
16H05801
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
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研究分担者 |
高島 康弘 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (20333552)
牛田 一成 中部大学, 創発学術院, 教授 (50183017)
大屋 賢司 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (50402219)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 飼料栄養 / 消化吸収 / 衛生管理 / 生産加工 / 野生動物保全 |
研究成果の概要 |
ガーナでは動物性タンパク源として野生動物の狩猟への依存度が高く、生態系に重大な影響を及ぼしている。本研究では、アフリカ原産で、食用として好まれる大型げっ歯類グラスカッターの家畜化を推進するため、(1)飼料栄養、(2)腸内細菌、(3)衛生管理、(4)加工保存の観点から検討した。 (1)消化管内容物のDNA解析による食物分析をもとに、適切な飼育飼料を選定した。(2)腸内細菌の解析を行い、農産副産物の飼料利用を検討した。(3)グラスカッターと周囲の家畜が保有する細菌、ウイルス及び寄生虫を解析し、衛生管理法を検討した。(4) グラスカッター肉の長期保存加工法を開発し、飼育と食肉利用の普及を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アフリカで広く食用にされている大型げっ歯類グラスカッターに関する、飼料栄養、遺伝、感染症など多方面の情報を取得し、それにもとづいて、家畜化を推進した。特に動物性タンパク質が不足しているガーナ北部において、ガーナ大学のカウンターパートと協力して飼育普及を進めた結果、当初飼育がゼロだった地域で、70軒以上の農家が400個体以上を飼育するまでに普及した。詳細についてはGhana Grasscutter Projectのウェブページ(http://grasscutter.sakuraweb.com/)や、ニュースレターで紹介した。
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