研究課題/領域番号 |
16H05810
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
黒澤 靖 九州大学, 熱帯農学研究センター, 特任教授 (70128114)
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研究分担者 |
松元 賢 九州大学, 熱帯農学研究センター, 准教授 (60304771)
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連携研究者 |
尾﨑 彰則 九州大学, 熱帯農学研究センター, 助教 (40535944)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | ピート / デルタ / ヒ素 / 窒素 / 炭素 / 微生物 / 地下水 / 溶出 / ヒ素濃度 / 窒素安定同位体比 / 炭素安定同位体比 / 放射性炭素年代 / 微生物由来DNA / ピート堆積物 / アンモニウム態窒素 / 形成起源 / 炭素14年代 / ヒ素溶出 / 形成年代 / C3植物 / 窒素供給源 / バングラデシュ / 還元菌 / 有機物 / 還元的環境 / 存在形態 |
研究成果の概要 |
ガンジスデルタ(バングラデシュ)と紅河デルタ・メコンデルタ(ベトナム)の地下水ヒ素汚染地で、堆積物層からピート(泥炭土)を採取した。そして、ピートの分布深さと形成年代、ピート中のヒ素、窒素、炭素の濃度、及びヒ素の存在形態、窒素の供給源等を明らかにした。さらに、ピートに存在する微生物の種類や性質を解析した。このほかピート採取地点近くの地下水について、ヒ素、窒素濃度、酸化還元電位等を測定した。これらを総合して、ピートの諸性質が、ピートから地下水へのヒ素溶出に及ぼす影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地下水ヒ素汚染のメカニズムを知る上で、ピートから地下水へのヒ素溶出現象は非常に重要であるが、これについては今まであまり分かっていなかった。本研究では、ピート中のヒ素、窒素、炭素の諸性質、ピートに存在する微生物の種類等を総合的に解析し、これら要素がピートから地下水へのヒ素溶出に及ぼす影響を明らかにした。本研究成果は、ヒ素汚染が激しく人口も多いガンジス、メコン、紅河の各デルタを対象に得られたもので、その学術的意義は大きい。本研究成果は、今後これらデルタで、地下水ヒ素汚染対策を立てるのに役立つと考えられる。
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