研究課題/領域番号 |
16H05811
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
後藤 享子 金沢大学, 薬学系, 准教授 (50180245)
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研究分担者 |
三宅 克典 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (20597687)
斎藤 洋平 金沢大学, 先進予防医学研究センター, 助教 (90723825)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | インドネシア植物 / 二次代謝産物 / インドネシア産植物 / 生理活性物質 / インドネシア産自生植物 / 化学的保存 / 生理活性天然物 |
研究成果の概要 |
豊富な固有種が急速に失われつつあるインドネシア産植物に着目した植物化学的調査を行った。伝統的に使用されている薬用植物や未解析植物の調査をスラウェシ島で行い、新種と思われるフトモモ科植物を含め約50種を採取した。各エキスについて有望ながん細胞増殖阻害活性を示した5種について、各種カラムクロマトグラフィーによる分画を行い、新規骨格を有する複数の化合物を含め約80種の天然物を単離精製・構造決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性に富むメガダイバース国であるインドネシアは固有種の宝庫であるが、創薬研究に附されたインドネシア自生植物は全体の僅か1%だと言われている。貴重な植物資源が急速に失われていく現状で、未解析の植物を化学的に精査し、天然物として化学的に保存した。本研究で得られた成果は、植物化学的な知見の充足と共に、がんや新型感染症等に対する将来の創薬研究に寄与する構造多様性化合物ライブラリーの拡充につながる。
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