研究課題/領域番号 |
16H05830
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 広島大学 (2019) 京都大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
丸山 史人 広島大学, 学術・社会連携室, 教授 (30423122)
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研究分担者 |
竹村 太地郎 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (60572899)
中川 一路 京都大学, 医学研究科, 教授 (70294113)
野中 里佐 獨協医科大学, 医学部, 講師 (70363265)
植木 尚子 岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (50622023)
村瀬 一典 京都大学, 医学研究科, 研究員 (40710869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | コレラ / 比較ゲノム解析 / 薬剤耐性 / ゲノム疫学 / CRISPR / ゲノム / 魚病 / コレラ菌 / 海外 / フィールド / 比較ゲノム / ビブリオ / 水圏 / 生態 |
研究成果の概要 |
特にベトナム、日本自然環境からコレラ菌を収集し、比較ゲノム解析を疫学的なアプローチで進めてきた。ベトナムでは、O1, 139株を単離したが、この単離頻度は5%未満で、ほとんどO1, 139株を得ることは困難であった。また、単離できた株は、コレラ毒素を保有していなかった。ゲノム系統樹から、そのゲノム配列は、臨床分離株とは大きく異なることが明らかとなった。また、日本分離株では、季節ごとに優先クローンが異なることがわかった。そして、日本で1970年 代に取得した鮎由来のコレラについても比較ゲノム解析を進め、たった2クローンが日本魚病原因クローンとなっている可能性を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、地理的に隔てられるが、食品の輸入等によるつながりをもつ 3 地域(チリ、ベトナム、日本)における水環境を研究対象として、コレラ菌のゲノム疫学的な解析を実施した。本菌は自然環境が生息地であることから、環境からコレラ菌を単離した。単離したコレラ菌は、臨床分離株とはそのゲノム特性が大きく異なっており、新しい病原性を生み出す遺伝子プールとなることから、環境分離株研究をさらに推進していく必要がある。
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