研究課題/領域番号 |
16H05866
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鳴海 拓志 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 講師 (70614353)
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研究協力者 |
松本 啓吾
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
23,920千円 (直接経費: 18,400千円、間接経費: 5,520千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2016年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | Redirected Walking / 視触覚間相互作用 / 空間知覚 / バーチャルリアリティ / クロスモーダル / 視触覚相互作用 / Redirecred Walking |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,空間知覚をユーザに悟られることなく操作することで, 狭い実空間を歩き回っているにもかかわらず広大なVR空間での移動を体験可能にするRedirected Walking(RDW)技術に触覚刺激を導入した新手法「視触覚RDW」を実現し,効率的なRDWを可能にすることである.本研究では(1)曲率操作・回転量操作・勾配操作.昇降感覚提示を実現する視触覚提示条件の明確化,(2)最適な触覚刺激提示手法の構築,(3)視触覚RDW手法の効果検証に取り組み,それぞれに有効な手法を提案した.特に曲率操作に関しては従来の50分の1のスペースでの無限歩行を可能にし,その有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バーチャルリアリティ(VR)研究では初期より高い没入感や臨場感,操作感を与えるためにVR世界に身体性を取り入れることが重要視され,実空間を動き回るユーザの身体動作を計測してVR空間内を動き回れるようにする手法が模索されてきた.しかし,ユーザが実世界を歩く時,同じ動きをVR空間に反映すると,実空間より大きいVR空間を歩き回ることはできない.VR空間は無限でも,歩いて探索できる範囲は実世界の制約を受ける.本研究は,人の空間知覚の仕組みを考慮することで,上述した空間的制約を解決する新たな手法を提案し,その有効性を確認するもので,歩行型のVRの教育や産業,一般用途での応用を推し進める意義を持つ.
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