研究課題/領域番号 |
16H05918
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
赤木 亮太 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (20581458)
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研究協力者 |
江間 諒一 静岡産業大学, 講師 (10768196)
平田 浩祐 芝浦工業大学, 大学院・日本学術振興会, 特別研究員 (00835746)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
26,260千円 (直接経費: 20,200千円、間接経費: 6,060千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
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キーワード | 筋剛性率 / 膝関節伸展筋群 / 足関節底屈筋群 / 等尺性収縮 / 強度依存性 / 活動交代 / 末梢性疲労 / 中枢性疲労 / 筋力 / 中強度 / 高強度 / 筋疲労 / 超音波剪断波エラストグラフィ / 筋の剛性率 / 下肢 / 低強度 / 下腿三頭筋 |
研究成果の概要 |
ヒトの骨格筋はどのように疲れを抱えるのか,そして,どのように疲労を軽減しようとしているのか.その機序を知るために進めた本研究では,特に低強度の運動時の疲労に関して,以下の知見を得ることができた.1)いくつかの筋がお互いに協力し合いながら力を発揮する場合,疲労しやすい筋は休む回数が多くなり,それでも回復せずに疲れをためていく.2)女性の骨格筋の方が疲れにくい理由として,協力し合う複数の筋の内の特定の筋の疲れにくさの違いが影響している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,超音波剪断波エラストグラフィ(SWE)法という新しい手法を用いて,これまで長年に亘って果たされていない筋疲労の機序の全容解明に向けて取り組んだ.実際に骨格筋を疲労させるにあたり,低強度で長く運動させた場合と,強度を高くして短い運動で疲労させた場合とでは,SWE法の適用可否が異なってしまったが,少なくとも前者の運動に関しては,これまで明らかにすることができなかった機序の一端を掴むことができた.人々が日頃から疲労感を感じず,充実した生活を送るためには,疲れに強い体作りや日常のケアの方法を確立することが不可欠である.そのような面で,今回得られた知見が役立つことを期待する.
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