研究課題/領域番号 |
16H05928
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
植松 朗 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 研究員 (90716242)
|
研究協力者 |
渡邉 真弓
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
25,610千円 (直接経費: 19,700千円、間接経費: 5,910千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
|
キーワード | 恐怖 / ノルアドレナリン / 消去 / 投射部位特異的 / 光遺伝学 / 電気生理 / 青斑核 / オプトジェネティクス / 報酬 / ノルアドレナリン神経 / 恐怖条件づけ / 電気生理学 |
研究成果の概要 |
青斑核ノルアドレナリン神経は投射部位特異的に分けられる神経群が存在し、それぞれ恐怖学習や消去において異なる機能があることを明らかとした。これら神経群に対して前頭前野や扁桃体中心核などからの入力があることを確認した。入力する神経回路のうち、異なる神経回路から青斑核への入力が消去の過程で関与していることを明らかとした。最後に、遺伝子発現を検討するためリボソームRNAを標識する手法を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
均一と考えられていた青斑核ノルアドレナリン神経において多様な機能があることを世界に先駆けて発見した。ノルアドレナリン神経が投射する部位により異なる役割があること、さらに入力を受ける脳部位によって異なる作用をしている可能性があることを明らかとした。これまでノルアドレナリンに作用する薬は脳に一様に作用するものであるため、特定の領域を標的にできればより効果の高い治療法に結び付けれらる可能性がある。
|