研究課題/領域番号 |
16H05943
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中田 達也 関西大学, 外国語学部, 准教授 (00758188)
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研究協力者 |
エルゴート イリーナ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 外国語教育 / 英語教育 / 第二言語習得 / 語彙習得 / 分散効果 / 明示的知識 / 暗示的知識 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、明示的・暗示的な語彙知識の習得において、集中学習・分散学習が果たす役割を調査することである。日本人英語学習者を対象とした調査から、明示的知識を測定するテストにおいては、分散学習条件の方が集中学習条件よりも有意に高い得点に結び付いたことが示唆された。一方で、暗示的語彙知識を測定するテストにおいては、分散学習条件・集中学習条件の間に統計的に有意な差は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は第二言語語彙習得において、分散学習は明示的知識の習得を促進するものの、暗示的知識の習得は必ずしも促進しないことを示した世界でも初めての研究である。認知心理学の中で最も頑強な現象の一つと言われる分散効果が必ずしも成り立たないことを示したという点で、分散効果の生起過程に関して理論的な貢献が期待される。また、本研究の知見をもとに、効果的な語彙学習教材・指導法を開発することが可能になる。
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