研究課題
若手研究(A)
本研究課題の推進を通して、社会効用効果一般について、理論・実証面ともに新規の発見がなされ、また言語と社会効用の関係という特定の課題にあっても重要な貢献を行うことができた。期間を通して、国際査読付き雑誌に6本の論文を掲載することできた。そのうち5本が国際共同研究となっている。また、2016年の日米先端科学会議においては社会科学セッションの日本代表スピーカーに選ばれ、米科学アカデミーにて本研究課題をもとに講演を行うという栄誉を受けた。
行動・実験経済学の手法で家計の選好パラメーターを測定することで、経済政策効果を向上させることの重要性は、経済学者のみならず行政担当者にも共有されつつある。さらに、選好がそもそもどの様な要因で形成されるのか明らかになれば、行動・実験経済学の知見を政策的に応用する可能性は飛躍的に向上するであろう。本研究は、選好の形成について近年提唱された有力な仮説を行動実験と神経科学実験の両面で検証する。具体的には、社会効用に注目し、使用言語の文法的特徴が選好形成に与える影響を識別する。さらに、その神経基盤を理解することで、人間の社会・経済活動をより本質的に理解し、より良い政策提言に資することを目的とする。
すべて 2020 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 5件、 査読あり 6件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
Journal of the Economic Science Association
巻: - 号: 1 ページ: 13-25
10.1007/s40881-020-00083-4
Japanese Economic Review
巻: - 号: 2 ページ: 351-372
10.1007/s42973-019-00036-5
210000173385
Journal of Economic Behavior and Organization
巻: 164 ページ: 414-438
10.1016/j.jebo.2019.06.012
40022346481
Australian Economic Papers
巻: 57 号: 3 ページ: 346-362
10.1111/1467-8454.12128
International Journal of Applied Behavioral Economics
巻: 7 号: 2 ページ: 1-14
10.4018/ijabe.2018040101
Journal of Behavioral and Experimental Economics
巻: 70 ページ: 1-9
10.1016/j.socec.2017.07.002
http://www.eonet.ne.jp/~kyamada/
https://vimeo.com/195547774