研究課題
若手研究(A)
本研究を通して、トポロジカル絶縁体の表面電子物性をナノスケールで計測に不可欠な基礎技術である、表面成分の検出効率を上げるためのナノ薄膜試料の作製、各種分散関係を計測するための線運動量移送依存分光の技術開発、低エネルギー励起を検出可能にするためのエネルギー分解能の向上、角運動量を通した相互作用を計測するための電子線への軌道角運動量の付与の主に4つの成果を得ることができた。
本研究は、トポロジカル絶縁体の表面電子物性をナノスケールで計測する基礎技術を確立する目的で進めたものであるが、得られた基礎技術は、他の低エネルギー励起や磁性を有する材料系にも広く応用できる点で学術的意義がある。国家戦略としても重要視されている量子マテリアルの解析に応用ができる点で社会的意義がある。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 1件)
Physical Review B
巻: 98 号: 7 ページ: 0751031-6
10.1103/physrevb.98.075103