研究課題/領域番号 |
16H05998
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東北大学 (2020, 2022) 大阪大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
富田 賢吾 東北大学, 理学研究科, 准教授 (70772367)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
23,660千円 (直接経費: 18,200千円、間接経費: 5,460千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 星形成 / 磁気流体力学 / 数値シミュレーション / 分子雲 / 原始惑星系円盤 / 理論天文学 / 計算物理学 / シミュレーション / 計算物理 / 宇宙物理学 / 宇宙物理 / 流体 |
研究成果の概要 |
本研究では可能な限り原理的な数値シミュレーションにより星形成過程の普遍性と多様性の起源を調べた。分子雲形成過程の磁気流体計算を行い、形成される分子雲及び高密度な分子雲コアが環境要素に依らず普遍的な性質を持つことを明らかにした。これは星の初期質量関数などの普遍的性質が分子雲形成過程の段階で既に埋め込まれていることを示唆する重要な結果である。また、原始惑星系円盤形成の長時間シミュレーションを行い、原始惑星系円盤が大質量であり、星形成過程の初期から惑星形成が可能であることを示唆した。 また、本研究で必要となる多様な物理過程を含むシミュレーションコードAthena++を国際協力で開発し公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
星は宇宙の最も基本的な構成要素であり、その形成過程を理解することはより大きなスケールの銀河やより小さなスケールの惑星形成過程を理解するための基礎となる。本研究では星形成の初期条件である分子雲から、分子雲コア、そして形成される原始惑星系円盤に至るスケールを横断した研究を行った。そのため本研究は宇宙物理学の様々な分野に波及する大きな学術的意義がある。 また、本研究で開発した公開シミュレーションコードAthena++は多様な物理過程を含むため幅広い問題に応用可能であり、本研究に留まらない幅広い分野で実際に利用されている。
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