研究課題
若手研究(A)
本研究は時間分解雰囲気X線光電子分光法を開発し、プラズモニック化学反応を実時間かつオペランド観測することを目的とした。代表的なプラズモンナノ材料である金ナノ微粒子・二酸化チタン (Au/TiO2)界面において、プラズモン共鳴励起により生成した光励起キャリアがAuナノ微粒子からTiO2基板に移動する様子をリアルタイムで観測することに成功した。更に、時間分解雰囲気X線光電子分光法の開発を行い、その測定に初めて成功した。
本研究により開発された時間分解雰囲気X線光電子分光法は、光励起物質中におけるキャリア(電子、ホール)の動きをサイト選択的に追跡することを可能にする。また、本研究手法はプラズモニック化学反応だけでなく、太陽電池や人工光合成材料といった様々なエネルギー変換材料に適用可能で、これらのエネルギー変換過程の高効率化を実現する学理構築への貢献が期待できる。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (18件) (うち国際学会 6件、 招待講演 6件) 備考 (2件)
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