研究課題/領域番号 |
16H06036
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能物性化学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 弘志 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (20598586)
|
研究協力者 |
Huang Hubiao
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2016年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
|
キーワード | 結晶 / 配位高分子 / らせん転位 / らせん成長 / 多孔性結晶 / 多孔体 / 生体高分子 / 結晶化 / 多孔性材料 / 刺激応答性 / らせん / DNA / 多孔性 / 応答性 |
研究成果の概要 |
物質の「結晶化」は、無機、有機、無機-有機複合、生体材料問わず、様々な研究分野において普遍的に重要なテクノロジーであると共に長年研究者を悩ませてきた課題である。広く受け入れられている結晶化過程は、「核形成→結晶成長」というステップを含んでいる。本研究課題を進める中で、「トポロジカル欠陥(らせん転位)」が核形成・結晶成長の鍵を握る現象に偶然遭遇した。当初計画していた「動的多孔体」とはまったく異なるものの、結晶材料に共通する新現象の発見であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の独創性・新規性は以下の通り。(1)「結晶中の位置特異的ならせん転位(トポロジカル欠陥)をきっかけとする複合結晶成長」はこれまでまったく知られていない現象であり、本研究での発見である。(2)複合結晶成長は複雑な工程を必要とせず、自発的な成長機構に基づいている。(3)構造的な特異性だけでなく、物性についても萌芽的な発見を既に見出している。様々な分野で普遍的に重要である「結晶化」の理解に多大な貢献をもたらすことは言うまでも無い。
|