研究課題/領域番号 |
16H06044
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
新井 敏 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (70454056)
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研究協力者 |
A*STAR
リューベック大学
南洋理工大学
大阪大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2017年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2016年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | バイオイメージング / 蛍光温度センサー / ATP / 細胞熱産生 / 褐色脂肪細胞 / 蛍光プローブ / 蛍光イメージング / 温度生物学 / 蛍光温度計 / 蛍光色素 / イメージング / 熱産生 / 光音響 / ケミカルバイオロジー |
研究成果の概要 |
今までの温度に関わる生物学研究は、マクロな温度変化である体温を扱うことに限定されていた。本研究課題では、ミクロな細胞世界で起きる熱産生が、どのように多細胞組織に伝播していくのか、そのダイナミクスに着目して研究を行った。具体的には、開発した高機能性の蛍光温度センサーを用いた生体組織の高解像度温度マップの取得、及び、細胞レベルで起きる熱産生のシグナル伝達経路の丸ごと可視化に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の中に、均一ではない温度分布が存在できるか否か、現在、学術界において論争になっている。本研究課題で開発した一連の温度イメージング技術は、生物学的な視点で、この論争に終止符を打つ、非常に強力なツールとなり得ることから、基礎的な温度生物学研究の発展に大きく貢献するものである。また、細胞の中のエネルギーバランスに関わるATPや熱の可視化技術は、創薬・食品栄養分野等に広く貢献するものと期待できる。
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