研究課題/領域番号 |
16H06075
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
真下 智昭 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20600654)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
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キーワード | アクチュエータ / マイクロモータ / マイクロロボット / 超音波モータ / 圧電アクチュエータ |
研究成果の概要 |
これまでの研究で開発した1mm角のマイクロ超音波モータは,10μNmというトルクを発生でき,同様のサイズの先行研究が発表した結果と比べると数百倍大きいものである.本研究では,このマイクロ超音波モータの性能向上に取り組み,マイクロギアを取り付けて,従来と比べて約100倍となる,最大1mNmのトルクを実現した.さらに,マイクロ超音波モータを用いて,パンチルト機構,リンク機構などのマイクロロボットの開発を行い,機構を評価するための力学モデルを構築し,実験的に検証および評価を行った.その他にも,マイクロリニア超音波モータの開発や,小型化したときの性能を予想するスケール則の導出に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロ超音波モータに関する設計,試作,制御,評価までの方法論の研究を行ったが,各手法の実現可能性を示したことは,今後のマイクロロボット開発の参考になるものであり重要な学術的意義がある.今後,マイクロ超音波モータの開発が進むことで新しい医工学の展開が期待される.循環器内科,脳外科,消化器内科など広い範囲で,マイクロモータを用いた新技術が期待されており,マイクロモータとして最も有力なマイクロ超音波モータに関する研究の社会的意義は高い.
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